松山市小学校情報教育授業研究会が開催されました!
2025年11月25日 18時41分松山市立湯山小学校において、「松山市小学校情報教育授業研究会」が開催されました 。
松山市教育研修センター指導主事の小田 浩範様、長﨑 弘樹様を指導助言者にお迎えし、各校の情報教育担当教員を中心に約70名の先生方にご参加いただきました。
2 内容 公開授業 研究協議 等
〇 湯山小学校の情報教育の取組発表
〇 公開授業及び研究協議
2年 生活科「うごくうごくわたしのおもちゃ」
4年 算数科「面積」
本研究会では、湯山小学校が目指す「ゆめを実現していく力」の育成に向けた授業が公開されました。「リアル(体験的な活動・対話等の重視)とデジタル(一人一台端末の活用)のベストミックス」を追求し、「情報活用能力の育成」と「主体的・対話的で深い学びの実現」を目指す内容となっていました。タブレット端末やICT機器を活用し、情報を適切に活用したり、学びへの手助けにしたりする工夫が見られました。授業後の研究協議では活発な話し合いが行われ、学びの多い研究会となりました。
2年 生活科 「うごくうごく わたしのおもちゃ」
・ 授業者: 阿部 美和 教諭
・ 学習のねらい:1年生に伝えるという相手意識を持たせ、自分が作ったおもちゃの紹介方法を考える活動が行われました 。
・ ICTの活用
○ 写真の活用:おもちゃの完成形だけでなく、作り上げるまでの過程の記録も活用し、紹介する際の重要な資料としました。
○ シンキングツール:チャートを活用し、「何を伝えたいか」「どのように伝えたいか」といった考えを可視化し、操作化することで自分の考えを作り出すことができました。
○ タブレット端末の利点:自分の意見を途中で変えたいときに簡単に変更できる点が、タブレットのよさとして再認識されました。
4年 算数科 「面積」
・ 授業者: 福田 裕紀 教諭
・ 学習のねらい:リアル(新聞紙で1aを体感)とデジタル(動画、地図アプリ)のベストミックスを通して、面積の単位a(アール)やha(ヘクタール)の量感を伴う理解を目指しました。
・ ICT活用
○ 動画の活用:1aに1㎡の新聞紙が100枚入るという理解につながりました。
○ 地図アプリ:実際には見られない上空写真のデジタルのよさが、実寸大で広さに立ったアナログの良さと共に生かされました。
○ 共有ノート:子どもたちの進捗確認や、思考の整理(手書き)に活用できる点が議論されました。
本研究会は、ICT活用推進の課題を共有しつつ、具体的な授業実践を通して、これからの時代に必要な学びのあり方を考える貴重な機会となりました。